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第10章 進学

みやこさんに付き添うわれて産婦人科を訪れた


「明日香ちゃん、しゅうちゃんのこと好き？」

「・・・」
コクンっ


「それならあの子を信じてあげて欲しいの　あの子、明日香ちゃんに出会って変わったのよ！　あなたに出会ってすぐの頃、会社にきたのよ。子供の頃以来にね。あの人は仕事が忙しい人で私はいつも寂しかった・・・あの子に手がかからなくなった頃、余計にね。それからはあの人の仕事にいつもついて回って・・・本当に寂しかったのは柊かもしれないわね。だんだん家族と距離を置くようになって高校に入ってからは一人暮らし状態に。たまに顔を見に帰っても会えなくて・・・だから柊が来たときはびっくりしたわ。”仕事を教えて欲しい　好きな人がいる“そういってあの人に頭を下げたのよ」


みやこさんの話をきいて涙がこみ上げた・・・・