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囚われる…
第8章 囚われる…



しばらく馨が俺を抱きしめて髪を撫でていた。

身体中が怠くて今にも寝そうなのに眠りたくなくて必死に我慢をする。


「寝ていいんだよ。匠…。」

「いやだ…。また馨が居なくなる…。」

「大丈夫…、今度こそどこにも行かない。匠が起きたら俺の家に帰ろう…。匠が嫌だと言うくらい抱いてやるから…。」

「馨…。」


泣きそうになる。

眠るのが怖いとか初めて思った。


「俺も今日は眠れそうだ。」


額にキスが落とされる。


「俺の匠…。」


馨が俺を抱きしめて目を閉じる。

しばらくすると安定をした呼吸が聞こえて来る。

ほとんど眠らない馨が俺を抱きしめて眠る。

それは俺が居ない1年を馨は眠れずに苦しんだのだと俺に伝わって来る。

初めて馨の寝顔を見た。

愛おしさが溢れて涙が出る。

この男に囚われる…。

それは本当なら恐怖の始まりなのかもしれない…。

だが俺の心は馨が居ない事に耐えられない。

馨と俺は世界のパズルのピースの1つ…。

それは裏と表であり、バランスを保つお互いの半身なのだと感じる。

2度と決して失えない男の寝顔にキスをする。





囚われる…。

そこに愛がある限り俺は囚われ続ける。

恐怖と狂気を感じる世界での唯一無二の愛。

もし世界が消えてもお互いを求めてしまう愛だから…。

お互いが囚われる…。

お互いが求め愛う…。

今夜もその愛を確かめるようにきっと繋がっている。

この先は失えない自分の半身を永遠に感じながら囚われ続けるのだろう…。

意識を失くすように馨の腕の中で堕ちていた…。





fine…
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