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僕の彩芽
第14章 十四

「……誰だ?朝から」

 不機嫌そうにそう言って、秋人さんが玄関へ歩いていく。

 ……本当に誰だろう。豪が忘れ物でもしたのかな?

 そう不思議に思っていたが、玄関から聞こえた聞き慣れた声を聞くと、私はビクッとした。

「秋人さーん!おはよう!彩芽いる?」

 この声は蝶子さん?!どうして?!

 ……って、私、そういえば、エルでバイト中だったんだ!まずい!秋人さんにばれたら殺されるぅぅぅ!


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