この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
僕の彩芽
第15章 エピローグ

「運命とか信じてないけど、秋人さんと出会ったのは必然だったと思うようになったの。母親から売られて絶望していたけど、前向きになれた。それも秋人さんのおかげだよ。勿論、豪にも感謝してるよ……」

「彩芽……良い子だな……」

 毛布で体を隠す私の頭を、豪が撫でる。

 すると一瞬部屋がしんと静まり返った。

「……」

 豪、諦めてくれるよね……?もう、手出してこないよね?そうドキドキしながら、豪の顔に目をやる。

「……それ聞いて、余計好きになったわ……」

「えっ?!余計?!えっ、えっ?!」

 その言葉に、呆然とするしかなかった。

 体に豪が覆い被さってくると、顔を青ざめる。

「ごめんな。彩芽」

「豪……あの……」

「俺、諦めねーよ?秋人さんから彩芽を奪ってみせる」

 覆い被さられたまま、真剣な豪の顔を見て、私は頬がひきつった。

 まずいよね。この状況……。一体何でこんな事に……。

「彩芽は、俺のだ」

 そのまま呆けている私の顔に、豪の顔が迫ってきていた。獣の様な瞳をさせて――

/239ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ