この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
僕の彩芽
第5章 五

 ……――それから約30分経つと、リビングには蝶子さんの花のような笑顔が咲いた。

「ヤバいっ!超可愛いっ!写メ!写メ!」

 写メ勝手に撮られてるし……。絶対可愛いとかお世辞に決まってるし……。

「ねぇ、豪!可愛いと思わない?!」

 あれからすぐメイク道具を持って部屋に戻って来ると、蝶子さんはソファに座っている私へメイクを始めた。メイクなんてするの初めてで、退屈でしかなかったが……楽しそうにメイクする蝶子さんを見ていると、何故か私まで楽しくなっていた。

「可愛いんじゃねーの?蝶子さんには負けるけど」

「ほら!豪も可愛いって言ってるわよ!」

 だからお世辞だってば……。豪がお世辞を言える事に驚いたけど。

「お願い、彩芽!うちのお店に来て!体験だけでも良いから!」

「でも……私は秋人さんに借金を返済して貰う代わりに、秋人さんの所有物になったんです。勝手に判断出来ません……」

「大丈夫よ!秋人さんには私から話つけるから!」

「でも……」

 渋る私を抱き締めて、蝶子さんは耳元で囁いた。まるで悪魔の囁きのように。

「一月に1000万稼ぐ子もいるわよ」

「やります」

 真顔で即答してしまった……。そんな私を嬉しそうに蝶子さんは見ていた。

/239ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ