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イかせ屋…
第10章 真実



「梓の家で梓を見た時から…。」


私の顔を撫でて来る。

つまり、一目惚れ…。


「なら、なんでそれを最初に言ってくれないの!?」

「前の男の為の金を俺が何も無しで払うのか?それで梓を口説いて落としても、梓を金で買った売春の気分になるだけだろ?」


子供みたいに拗ねた言い方…。

確かにそれはそうだと思う。

何にも無しに2千万を出すと言われてから口説かれてもきっと私は後ろめたくなるだけだ。


「だけど、その映像は消してよ!」

「やだね…、俺専用のオカズだ。」

「やめてよ!本物があるでしょ!?」


悪魔が少し怖い顔に変わる。


「俺がイッてねぇのに意識を失くしたのは誰だ?」


うぅっ…、それは私です…。


「だって…、イッてくれないんだもん…。」

「イキたくねぇの…。女を抱くのは梓が初めてだからな…。」


そう言って頬に優しいキスをする。

ん?

抱くのは初めて…。


「昌さん…、もしかして…、ど…。」


童貞!?

聞く前に口を塞がれる。


「悪いか?」


不機嫌に聞いて来る。


「悪くはないけど…。」

「なら、今日こそイかせろよ。」


悪魔の愛撫が始まった。

朝から曽我家には私のやらしい声が響き渡る。

だけど、それも悪くない。


「俺だけに感じろ…。」


耳元で囁かれる優しい声…。

出会った時から変わらない優しさ…。

ヤクザで取り立て屋でイカせ屋の男…。

少し怖くて、かなり優しい男…。

馬鹿な私を救ってくれた男…。

だから彼を愛してる。


「今日の仕事はないの?」

「今日は1日梓を抱く。」

「どこにも行かないで…。」


私だけを感じさせて…。


「どこにも行かねぇよ。」


私だけを深く愛して感じさせて来る。

それがイかせ屋の男だから…。





fine…



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