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第4章 ルール

「可愛いよ。梓…。」


眉間にキスをされる。

本当に優しくて紳士な恋人と居る気分…。


「もう一度、我慢をやり直しな。」


紳士が悪魔へと変貌する。


「あんっ！あーっ！」


再び胸からの愛撫が始まった。


「梓…、少し見ていいか？」

「ああ…、何を…。」

「梓の裸…。嫌なら見ない。」


ああ…、そうだ。

昌さんは私の浴衣を脱がせてない。

あくまでも裸が晒されないようにして私を感じさせてる。


「少しなら…。」

「ありがとう。」


頬に優しいキス。

恋人なら見られてもいいという関係…。

柔らかな帯がシュルッと音を立てて私の腰から外される。

浴衣の合わせが片方だけ開かれる。

乳首がピンッと張った乳房が昌さんの前に晒される。


「恥ずかしい…。」

「綺麗だよ。梓…、色も薄くてまだピンク色…。本当に綺麗で処女みたいな身体だ。」


乳房の形に沿って指先が動く。


「あぁんっ…。」

「梓…、気持ちがいいか？」

「やだ…、聞かないで…。」

「素直にならないと先へ進めないぞ。」


先？進みたい…。


「気持ちいいの…。」

「舐めてもいいか？」

「はい…。」


乳房にキスをされる。

優しくゆっくりと何度もキス。

そして、尖った先へキス…。


「あぁ…。」


身体がうねる。

昌さんの口に乳首が含まれる。

チュッ…

指先の時よりもはっきりとした快感が身体中に広がってく。


「あああっ！」

「いいか？」

「いい！」


舌先で押すように乳首が弄ばれる。

反対側も指先で弾かれる。

イキそう…、胸だけでイキそう…。

股間に登り詰める快感を必死の思いで堪え続ける。