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愛しき俺の半身
第4章 迷惑な女の子



翌日は杏果がうちに来た。


「昨日は大丈夫だった?」


星桜と一緒に帰れなかった事を杏果が気にしている。


「大丈夫…、いつもありがとうな。」


杏果がホッとした顔で笑顔を見せる。

星桜はまだモタモタと朝飯中だ。


「星桜を見ててくれ。俺は洗濯を済ませる。」


杏果が苦笑いをする。

杏果は星桜の母親のような存在。

小学校の頃、公園で星桜が鬼ごっこをやりたいと言い出した。

当然だが、足が遅い星桜だから鬼は星桜ばかりになってしまう。

杏果が気を使い、俺に目配せで合図を送って来る鬼ごっこ…。

わざと星桜に捕まり、逃げる星桜をわざとゆっくりと追いかける鬼ごっこ…。

15分もすると星桜が泣き出した。


「星桜も杏ちゃんみたいになりたかった。」


そう言って小さな身体を更に小さくして星桜が泣き出した。

俺はまだガキだったから星桜に掛けてやる言葉が見つからない。

ただ、胸が痛かった。

その瞬間、杏果が星桜を抱きしめる。


「星桜は星桜のままでいいの。星桜だから私の親友なの。星桜が私だときっと親友になってないよ。」


杏果が笑って星桜に言う。

生まれて初めてそのままの星桜が好きなんだと言われた星桜は本当に嬉しそうに杏果に抱きついていた。

星桜はその日から、いつも以上に杏果にベッタリになった。

中学では杏果と星桜が怪しい関係だと冷やかして嫌がらせをする女子も居た。


「親友が居ない人って、すぐに僻むから嫌だわ。」


杏果はその嫌がらせをする女子にそう言って開き直った。

杏果はそんな風にずっと星桜の母親のように星桜に付き添い続けてくれる。

それが俺の為なのか?親友の星桜の為なのか?

今となってはわからない。

いつも杏果は優しい目で朝飯を食う星桜を眺め続けてくれた。



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