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第22章 文化祭

俺が好きなのは瑠衣だけ。


沙也加・・・じゃない・・・稲村は俺の過去。


それはもう消せないけど・・・今後お前と居れるなら・・・。


「もう・・・そんな風に思わせないようにする・・・・。」


恥ずかしいことは言えない。


瑠衣を抱きしめそう言うと・・・・瑠衣は俺にしがみ付き・・・・。


「湊と離れたくない・・・・。」


今思えば・・・・。


瑠衣は・・・・自分の・・・・・今後が見えていたのかもしれないって・・・・。


そう思う・・・。


俺と離れたくない・・・。


それは・・・きっとお前は・・・・。


俺から離れていく・・・・そう・・・・・・


そんな気がしていたんだ・・・・。


瑠衣・・・・。