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第4章 絶対安静

｢さあ、おかわりして、全粥だからもう少し食べないと、
でもこうやって誰かと食卓を囲むって楽しいよね。｣

｢はい。篠宮さんは出勤じゃない日はどう過ごされているんですか？｣

｢そうだね、カウンセリングに関する文献を読んだり、学生の頃からお邪魔している病院の小児病棟に遊びに行ってるんだ。｣

｢遊びに？｣

｢うん、遊んでもらいに、たまに勉強を見たりね。
小さいのに親元を離れて入院なんて寂しいでしょ？
だからお邪魔して遊んでもらうの。｣

篠宮さんは優しいし、とても謙虚な人だ。
こんな人がお父さんだったら、子供は幸せだろう。

どんどん篠宮さんに惹かれていくのがわかった。