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第6章 雨粒ちゃん

｢いただきます。美味しいですよ。ふわふわの食感がパンケーキじゃないみたいだ。｣

僕が食べるのを待っていたのか、木田さんがパンケーキを切り分け口に運ぶ。

｢ふふ、何だか幸せが詰まっているみたい。｣

｢そうですね、それにこれで木田さんがちゃんと料理出来るのも証明されたし、お昼ご飯もお願いしようかな？｣

｢え、料理出来ないと疑ってたんですか？｣

｢もしかしたら…くらいは…｣

｢あはは、じゃあ食べ終わったら冷蔵庫見せて下さいね。有るものでお昼を作りますから。｣

｢期待してます。｣