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妹の志保がスキモノの件
第4章 幼なじみ
「ふーん?…そうなんだ…でも自転車なんだから【トウゴ君!】とか言ったり出来ないじゃない。」
トウゴの額に冷や汗が流れた。自分も志保も変わり者と良く言われるが、琴音の天然ぶりもなかなかだ。
「だからトウゴ君ってば!自転車なんだから話したりしないよ…」
トウゴは肩を落として予備校の校舎に向かう。
因みに琴音も同じ予備校の生徒だ。
「琴音!早くしないとゼミ始まるぞ!」
「はっ!」琴音のよくわからない一人世界からトウゴの言葉で我に返る。
「待って!トウゴ君!一緒に行く〜」
琴音も慌てて校舎に向かって来る。


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