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イかせ屋…2
第10章 その男、イかせ屋につき…



「嫌よ…。」

「梓が我慢を出来たら払ってやるよ。」


悪魔がニヤリとする。

ずるいと思う。

だけど昌さんの愛撫は容赦がない。


「んあぁっあぁんーっ!」


ぬちゅぬちゅと音がする。

指が膣とお尻の両方に挿ってる。

更に指先で割れ目を広げて勃起するクリトリスを舌先で弾くようにして舐めて来る。

イッちゃうからぁ!

腰が浮く。


「イッたら違約金は払わねぇよ。」

「時間切れでしょ!?」


チューッとクリトリスが引っ張られるほど強く吸われた。


「っんあーっ!イクゥッ!」


派手に腰が跳ねてオーガニズムに達する。


「まだ足んねぇ…。」


ベッドに座った昌さんの上に座らされる。

向かい合って抱き合う姿勢で昌さんのものが私の中に挿って来る。


「本番は禁止のくせに。」

「とっくに時間切れだろ?」


あー言えばこー言う…。

ちょっとタチが悪い。

お尻の中に指先が挿って来る。


「それっ…、らめぇ…。」

「イキっ放しになるだろ?」


身体が仰け反ると乳首を甘く噛まれる。

腰が勝手に揺れる。

悶えて悦がる。


「あーっ!」


ただ喘ぐ。


「お前だけを愛してる。」


昌さんの気持ち…。

嫌という程に知ってます。

イかされるたびに愛を感じるから…。


「愛してる。」


私が答える。


「当然だ。俺の梓だからな。」


私を感じさせる為に子宮の入り口まで当たるように突き上げて来る。


「もう…、あぁんっ…、無理ぃ…。」


派手なおもらしをする。


「イキそうだ。」

「いっぱい来て…。」

「やだよ。梓とは繋がって居たいんだ。」


その男…。

イかせ屋につき…。

愛してる女の中ではイキたがらない我儘な男。

きっと明日の太陽はまた黄色いと思う。

それでも昌さんとは離れたくないから私は昌さんに抱かれ続ける。

それが昌さんと私の絆を深めるやり方だとしっかりと身体に刻み込む夜だった。



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