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第4章 男の園での最初の事件

「んーー・・・ない・・別に・・何もない・・・」



「・・・・・そうかな？？何かありそうだけど？？」



涼は少し前に体を寄せ・・言った。



「・・・あるけど・・言えない・・。」



私は下を向いた・・・。



「なんで？？(笑)・・・言えって・・・」


「・・・ここじゃ・・言えないもん・・・」



「・・・・そうなんだ・・(笑)・・・そっかぁ・・」


でも・・・。



気になる。



私は意を決し涼に背を向けたまま・・・・。


「・・・さっきって・・・なにか買い物だったの？？」



聞いてみた。



「え・・？？」



「いや・・三越行ったって・・・言ってたから・・・。」



「あぁ・・・ちょっとそう・・(笑)」


「・・・そっか・・あっ・・もう時間だ・・行かなきゃ・・・」



私は涼の顔が見れない・・・。



どうしても・・・不安だった・・・。



だって・・・。



立ち上がって資料を手に取ると・・・・。



「結城ーーーっ！！直樹来たぞッ！！」



入り口の方から淳君がそう言って一人の男の子を指さし言った。


・・・・・・。