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白紙
第2章 夜の街


「し、失礼します」

急いで体を離し、小走りで逃げた。




「はぁ…はぁ…」

数分は走ったかな。後ろを振り向いても、さっきの男はいなかった。


周りを見渡すと、薄暗い人通りの少ない道へ来てしまっていた。


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