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第14章 奇跡の島沖縄

一樹said



参ったな(笑)



キョロキョロする優樹を涼に預け・・・。



関係者の柵を退かし美佳に近づいた。



ステージからは結城ちゃんがじっと俺等を見つめ・・・。



美佳は顔を下に向け泣いていた・・・。



「美佳・・・(笑)」


肩を触ると・・・。


直ぐに振り返って来て・・・



俺に抱きついてきた・・・。



小さくなった美佳・・。



両手で優しく包むと・・・



美佳は声を上げ泣いた・・・。




「死にたくない・・・一樹・・・・私ッ・・死にたくないよ・・・。」


「んー・・・大丈夫・・・一人にさせないし、まだきっと方法はある筈・・絶対に・・・」



美佳はギュッと俺に抱きつき・・・・。


俺はステージ上の結城ちゃんを見つめ・・・



笑った・・・。



気付いたら俺らの足元に優樹が走って来て・・・。



美佳に抱っこをせがんだ(笑)


俺は優樹を抱え・・・。


「美佳・・・俺達家族になろう？？？(笑)」


美佳は涙を拭き・・・



優樹を挟むようにして・・・



頷き・・・。


俺等を抱きしめた・・・・。