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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第34章 俺の兄貴と年上の彼女


涼said

9時半を過ぎた頃・・・・。

淳と半次が出勤をしてきて一発目の予約のお客さんを連れてシュノーケルツアーの為店を出て行った・・・。

俺と一樹は店番。

俺は次の予約の確認をしていた。

その時・・・。


カランカラーン・・・。

俺は顔を上げて・・・。

「いらっしゃいませー・・(笑)・・・・・・・え・・・・・・・??????」

笑顔が一瞬固まり・・・・・。

手が止まった。

えっ・・・・(笑)

口を開けっ放しで立ち上がると・・・・。

「来ちゃったーーーー(笑)」

・・・・・って・・・・・。

帽子を浅くかぶって・・・・サングラスを外し・・・アッシュの髪を帽子の下からチラッと見せる・・・。

「龍ッ・・・・・・。」

俺がその名を呼ぶとカフェの方から足音がして・・・・

「龍ッ!!!!!」

一樹が直ぐにカウンターから出て行った。


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