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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第6章 踏み外した道




2月


「同窓会?」


夜・・・一緒に食事をしながら幸助は箸を止め言った。


「あ・・・えっと・・・ずっと誘われてて・・・行こうかなって・・・・」

私がそういうと幸助は私の目をじっと見て・・・・。

「何処でやんの?」

・・・・・・・。

「・・・渋谷・・・・。」

「いつ?」

・・・・・・。

「ら・・・来週・・・・」

チラッと幸助の顔を見ると・・・・。


「・・・じゃ、・・・俺も実家に帰ろうかなッ!!最近帰ってないし・・・」


???????


え・・・・。


「行ってもいいの?」


幸助はまたご飯を食べながら・・・・。


「行けば?その代り金置いてって!」


・・・・・・・。


意外だった。

絶対にダメって言われると思っていたから。


幸助は食事を済ませると・・・また飲みに行くと言って出て行ってしまった。

幸助が出て行った後・・・私は銀行の通帳を眺めた。

残高・・・18万・・・か・・・。

もう底をつきそう。




はぁ・・・。


携帯で見たのは・・・バイトの求人。

仕事が終わった後・・・居酒屋とかでバイトでもしようか。

時給1000円かー・・。

でもやらないよりはましか・・・。


そんな検索をしていると・・・キャバクラのバイトが出てきた・・・。

時給・・・2500円・・・。

3時間からOK・・・。

3時間働いたら・・・7500円。

かなりひかれる。


いや、・・・・・。

私に勤まるわけないか・・・・。



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