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第35章 俺のけじめ

死んでいました。


そんな事言う人間・・・・そうそういないと思う。


この子・・・凄い苦労してきたのねと・・・・思った。



「・・・・別れた元主人は・・・・３年前に・・・会社を首になりました・・・。」

・・・・・・。


「それまでは仲良くやっていたと思います・・・。」


彼女は夕日を眺めながら・・・悲しい目をして言った。


「でも・・・仕事を辞めてから・・再就職先を探すこともしなくて・・・毎日家で過ごし・・・私のお給料で生活をするようになって・・・。」


「・・・貴方だけの？？・・・」


彼女は一回頷き・・・。

「家事をやることもないし・・・夜はお酒を飲みに行ったり・・・そんな生活の中・・・彼の焦りは次第にイライラに変わって・・・その怒りの矛先は私に・・・。」

・・・・・・。


「一度目の妊娠は・・・彼が会社を首になって直ぐ・・・。」


妊娠ッ・・・？？？


「でも・・・彼にお腹を蹴られた時・・・流産・・・。」


・・・・・・。

言葉が出なかった。


美晴さんは３回流産をしたと言った・・・。


そして・・・その後、横浜のショッピングモールで仕事復帰したとき龍に出逢ったと・・・。