この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
つらい恋なんか投げ捨ててやる
第1章 ワインなんて独りで飲むものじゃない
忙しい、無理だと渋い顔をする彼に、満開の桜の下をドライブしたい、と我儘を言った。

毎年、年度末のこの季節は、会社という組織に属している人間にとって非常に忙しい時期で、プライベートでのんびり花見などした記憶がない。

「お花見」と称するイベントを行う会社もあるが、それは社員のプライベートの時間を使った会社としてのレクリエーション活動の一環である。

「宴会なんて所詮は仕事の延長なんです」手に取ったワインのラベルを確認しながら彼に言った。

マルベックのカオール。わたしのお気に入りだ。リーズナブルだが、どっしりした重厚な味わいの赤ワインで、ほとんど黒に見えるワインの色から「ブラックワイン」とも呼ばれている。
/33ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ