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KOIBUMI
第20章 抜け殻の私





2月



ついに淳が少年院に入って1年。


この頃から私の胸の中はいつ戻ってくるのか・・・いつあの声を聴けるのか・・・・。


ワクワクしていた。


由美さんもこの時期からは少し仕事を減らしてくれていた。


大学も休みに入り・・・そろそろまたナツに会いに沖縄に行こうと家出準備をしていたその時・・・。


プルルルル・・・・・。


私の携帯が鳴った。


??????


電話を見ると・・・。





久江さん。


「もしもしっ?!」


私が勢いよく出ると・・・・。


『凛ちゃんッ!!!!・・・・・・・ごめんねッ、遅くなって!!!!』



・・・・・・・・。


『淳が・・・・出てくるの・・・・・。』


淳が出てくる・・・。





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