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KOIBUMI
第21章 1年ぶりの恋人



淳said


少年院を出たのは・・・成人する年。



髪は短髪。


気持ち肌の色が白くなった気がする。


所長の前で宣言文を読み・・・


「お世話になりました・・・ありがとうございました。」


お袋と一緒に頭を下げ・・・・


大分を後にした。


「涼ちゃんは?(笑)」


お袋が言った。



「多分・・・明日か明後日だと思う・・・」


お袋は何も攻めない。



「お袋・・・・・・」


先を行くお袋は振り返らず立ち止まった。


「・・・迷惑かけて・・・」


俺がそう言うと・・・


やっと振り返って


「(笑)・・・いっぱい働いて・・・いつか大きな家立ててね(笑)・・・」


そう言った(笑)


空港に着くと


「アンタ・・・凛ちゃんに早く連絡してやんなさい・・・」


・・・・・・・。



「あ・・・・」


「母さん・・・結構電話でやり取りしてたし大丈夫よ(笑)元気に大学行ってて・・仕事も順調みたいよ(笑)」


いつの間にそんなに仲良くなってんだ・・・・(笑)



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