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KOIBUMI
第21章 1年ぶりの恋人



蓮見凛の好感度は・・・・。


上がった。


俺は由美さんから電話を貰って・・・


今後も宜しくお願いしますと・・・言われたんだ。


俺は地元石垣で涼と一緒にダイビングショップで働きだした。


毎月収入は18万。それじゃ凛に逢いに行くのも金が足りない。



俺は夜もバイトを入れて・・・


働きまくった。



毎月1回3連休を貰って東京に行く。


凛は2連休を貰って沖縄に来た。



そんな事が続いたのは・・・・


たった・・・3カ月だった・・・・。



なぜなら・・・俺が働いてた店がつぶれたから(笑)



その後直ぐに俺と涼は東京に行き、涼の親戚の会社に入った・・・。



俺も仕事が忙しく・・・・凛と逢う時間はどんどん減り・・・・



俺等がまともに付き合ったのは東京に出てから4年・・・


そして、・・・・・




『蓮見凛またもや男性浮上』


その報道がされたのは・・・俺が24になる頃だった。


凛から連絡はなく、由美さんからの電話を貰った。



「あれは、他の事務所の某俳優さんなんだけど・・・」



俺はあまり気にはしていなかった。



凛はそんなに器用な女じゃない。



「ずっと誘われてて本人は断ってたんだけど・・・」



凛は・・・それを否定していたが・・・。



「結構しつこくって・・・その男性俳優が・・・」



・・・・・・。



「交際宣言しちゃったの・・・。」



俺の存在は・・・直ぐに消え・・



世の中の奴らは・・・



蓮見凛はかつての彼氏を捨て、某有名俳優に乗り換えた。




凛が言った俺への言葉は・・・


『私が好きなのは淳だけ』



そう言った。



でも報道の力って凄い。


何が現実なのか・・・何が真実かがわからなくなっていくんだ。



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