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KOIBUMI
第24章 出口のないトンネル



凛said


朝7時・・・・・。


私はあの人のマンションから戻って・・・・


1時間ほど

横になり・・・・・。


今月分の生活費を封筒から出した。


2万円・・・。


今日みたいに呼び出された時のタクシー代を考えると


もう生活費が厳しい。


頭が痛くなる。


なのに頭痛薬が無い・・。


「・・・はぁ・・・・。」


化粧もしないでうつむいてると・・・・


プルルルル・・・・・・。


・・・・。


「はい・・・・」


『もう下まで来てるんだけど・・・・』


マネージャーの糸井さんが言った。



・・・・・。


「ごめんなさい・・・体調が・・・・」


『・・・はぁ・・・今日は直ぐに終わる・・・急いで下に来なさい・・・』


・・・・・・。


電話を切って化粧をした・・。


帽子をかぶって・・・下に降りると糸井さんが腕を組んで待っていた。

「凛、・・・・今日は15時には終わる。そうしたらオフにしてやるから・・・」


・・・・・。


足元がふらついて・・・目が回った。


最近食事も殆どとっていない・・・。


車に乗って・・・撮影場所に向かう。



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