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KOIBUMI
第28章 自分じゃない・・・自分



凛said




淳は・・・。


淳は優しいから・・・。


こんな顔の私に気を使ってそんなことを言うの。


もう止めて。


治る筈ない。


もうイヤ・・・。


涙が止まらなくて・・・


でも淳に顔を見られたくなくて・・・。


なのに・・・ジッと見つめられるの。



「凛・・・(笑)俺を見てみろ?」


・・・・・・。


見れないよ・・・。


こんな顔で・・見れない。


ギュッと目を瞑って下を向こうとすると・・・。


淳はまた顔を優しく撫でて・・・。



「治んなかったら~・・・・。」


・・・・・・。


「俺が舐めて治してやるよ(笑)」


・・・・・・ッ????



思わず目を開けると・・・・。


「俺が、・・・責任もって治るまで~・・・ずっと舐めててやる(笑)」


・・・・・////////


淳・・・・。



淳はまた私を抱きしめ・・・。


「俺はお前の顔が腫れている事もだけど・・・・。」



・・・・・。


「お前が泣いている方が・・・心配なんだ・・・・。」



・・・・・・。




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