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溶ける
第6章 終焉

真っ白な世界に私はいる。

喉が酷く渇いていた。

もう舌が溶け出すことを恐れるよりも、口内の異物感が堪えられなかった。

溶けた舌ごと吐き出す勢いで咳き込むと、真っ暗な闇に吸い込まれていった。


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