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ほのぼのした時間を
第13章 おじちゃん3

紙の皿にチョコケーキのイラストが描かれたものが出てきた。

「どうですか?」
「うん、美味しいですよ。チョコの苦味とビールがよく合ってる」

このお店はビールやデザートが出るお店なんかな?

「お客さん、なに食べたい?」
「んー、じゃあ店長さんのおまかせで」
「…?」
「えっと…好きなの作って、俺に出して」
「はーい!」

キッチンに向かうと、料理…ならぬ皿へお絵描きを始めた。

「はい!どーぞ」
「…なにこれ?」

しばらくして出された2つの皿には、白いグルグルが描かれてるのはわかるけど…

「これ何?」
「イカのしおからとしらこぽんず」
「待て待て!おままごとで何でそんなん出してるねん!」
「えー、じいじとパパは喜んで食べてくれるのに…」

あの呑んべえ達…子どもになんちゅうもの覚えさせてるねん…!

「これお友達に出してない?」
「うん、じいじとパパだけやで。あっ、今はりゅにも出したね」
「あー、俺も酒飲むけど…」




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