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ほのぼのした時間を
第4章 バカンス

目の前のビーチでは、海水浴を楽しむ人達でいっぱい。
早く海に行きたい!

「茜さん、ここのベッド気持ちええよ」

ベッドに寝転がる春人の隣に身体を沈ませた。
フカフカしてて、気持ちいい…

春人と目が合った。
真剣で、瞳の奥に見える妖しい光…
そういえば、休みに入るまではお互い忙しくて、触れ合いは少なかったな…

チュ、チュッ

ちょっと早いけど、2人の時間を堪能してたいな…
海はまだいいや…


ぐぐぅぅぅ…

「「……」」

「…お腹、空いたね」
「せ、せやな。どっか食べに行こっか?」

せっかく甘い雰囲気になってたのに、私のお腹空気読んでよ!!

「食べるとこあるか、検索するわ」
「そこは大丈夫!近くで美味しいお店は調べておいたから」
「お、さすが」

いくつか候補で絞っていた店から、沖縄料理のお店へ向かった。

「このお店はね、美咲に教えてもらったんだ。前沖縄に来た時に寄って、美味しかったって」
「そうなんや」




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