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ほのぼのした時間を
第4章 バカンス

しっかり身体をほぐして、水に足をつける。
よーし、練習の続きを…

ジャボン…

「ぶぼっ!」

底に足付かない…深くない!?

「あーあ、大丈夫?」
「ゲホッ…ありかと」

後からプールに入った春人に救出された。

「このプール、俺でも足付かんくらい深いんやって」
「先に言ってよ!」
「ふふっ。また俺が手掴んどくから、泳いでみて」

春人の手を持って、バタ足で泳いでみる。

「バタ足も様になってきたね」
「これでクロール出来るようになる!?」
「まだやって。1人で泳いでもないのに…」

1人で泳ぐ場合は、浅い場所の方が良いと…

「はぁ…ちょっと疲れたかも」
「プールサイドで休もか?ジュースでも頼んで」

デッキチェアに寝転がって、オレンジジュースを注文する。
優雅なひととき…

「茜さんと付き合う前は、1人で温泉旅館に泊まりに行ってたけど、誰かと一緒の旅行ってええな…」

「1人って寂しくない?」
「そうでもないよ。気遣わんでいいし、自分の好きな所行けるし。今でもたまに行ってるし」




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