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第5章 （結婚）

そこからどうしていいかわからなくて…
救急車を呼んだんです。
そしたら、硬直が始まってるから、救急車では運べないと言われて…
そこで、ようやく『亡くなったんだ』と理解したというか、受け入れたというか…

そして、警察を呼ぶように言われて、検死が行われると言われました。

『乱れもなく、表情も穏やかなので、すぐに戻れるようにします。』
と言われて…

結果は急性の心不全だと聞かされました。


もし、私がもう少し側に居たら、異変に気付いて救急車を呼べたんじゃないか…
何か出来たんじゃないか…
彼が、最期の言葉を残したんじゃないか…

って、心残りで…
お医者さんに聞いたんです。