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嘘やろ!?
第17章 卒業



新年を迎えた。

結愛と久しぶりに会う。


「千里は?」

「間違いなく遅刻だよ。」


結愛が苦笑いをする。


「お待たせーっ!」


やっと千里が来た。


「遅い!」


とりあえず3人でファミレスへと夕食を食べに行く。

結婚をした結愛だから、前みたいに簡単に会って食事をしたり飲みに行ったりは出来ない。

今日は旦那の真一さんが実家に居るからとやっと結愛とご飯が食べられる。

とはいえ、お正月。

ファミレスくらいしか開いていない。

結愛が変な顔をする。


「千里?その手の…。」


と言うから私も千里の手を見て驚愕をする。


「千里!?」


千里の左手の指に指輪がある。


「えっへん…。」


千里が胸を張る。


「お相手は?」


結愛が不安そうに聞く。

相手が居なければ指輪なんかする訳がない。


「慎ちゃん…。」


ケロりと千里が言う。

嘘やろ!?


「だって、慎也さんには…。」


さすがに叫んでた。


「朱音…、知ってたんか?」


千里が真面目に聞いて来る。


「うん…、少しだけ事情は聞いた。」

「そうか…、ならほんまの事を言うわ。慎ちゃんがくれた指輪やけどプロポーズとかは無しや。言ってみれば不倫契約の指輪なんよ。」


生真面目な結愛が蒼白な顔へと変わってく。


「不倫なんて…、千里、あかん。それだけは絶対にあかんて…。」


今にも泣き出しそうな結愛。


「大丈夫…、奥さんとはいつか別れると思うから信じて待てるようにって慎ちゃんがくれた指輪やねん。」


相変わらずハッチャケてる千里やと思う。


「信じられるんか?」

「信じないで愛してるとか言わんやろ?」


千里の言葉に耳が痛かった。


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