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きっかけは映画館
第17章 帰り道 part2


「早くヒジオも入りなよ〜

ってヒジオのベッドだけど…」

挿入(はい)りなよ〜

と、誤変換機能が働く俺は、まだ涙が渇かない麻里絵ちゃんを見ないようにしてベッドに入る。

「麻里絵ちゃん、抱き枕返して…」

「やだ、これ、私の。抱き心地いいから…。」

って、麻里絵ちゃんのが抱き心地いいよ?

破天荒に変身した麻里絵ちゃんにタジタジの俺。

「本当に一人なんだね。枕、一つしかない…
ヒジオ…腕枕して?」

ああ、もう…今日も一人寝より辛い二人寝か…

灯りを消して…麻里絵ちゃんに腕を伸ばせば、

「よいしょっ」

と、手首を掴まれ、具合のいいように調節される。


「抱き枕返してくれないなら、麻里絵ちゃんを抱き枕にするよ?」

「……いいよ。」

そろそろと近づいて抱き締めれば、

「ヒジオ…あったかくて…気持ちいいね。」

寂しくてこうして欲しかったんだとわかるが…

違うことで…気持ちよく…してあげたい…そして、俺も…気持ちよく…なりたい…

愚息が要求してくるのを抑えつけて、麻里絵ちゃんを包み込むだけで…堪えた。

「麻里絵ちゃん…おやすみなさい。」

…………

っ…早っ…

普段、よほど眠れてないのか、酔っているからか…
麻里絵ちゃんはさっさと夢の国へ…

そして俺は…
麻里絵ちゃんのうなじに顔を埋めて…眠った。



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