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きっかけは映画館
第8章 食事


注文をすると店員がテーブルを片付けてくれる。
さてここからが一世一代の大勝負。

「麻里絵ちゃん、連絡先交換して?ラインやってるでしょ?」

「え…」

「見たかった映画、俺のせいで見れなかったでしょ?」

「そうだけど…」

「麻里絵ちゃんにとっては最悪な出会いだったかもしれないけど、俺に挽回させて?」

「どうやって?」

「来週、同じ時間に映画館の前で会おう。連絡取り合ったりして、俺のこともっと知って?
俺も麻里絵ちゃんのこと知りたい。」

「でも…」

「嫌だったらブロックすればいいし、すっぽかせばいい。ほら…」


俺はスマホでQRコードを表示する。

麻里絵ちゃんは戸惑いながらも、それを読み取る。

「ねぇ麻里絵ちゃんも…」

「いや、ヒジオに今送るから…」


ピローン…

【ヒジオのスケベ】


っ…ククッ…やっぱり手厳しいなぁ…麻里絵ちゃん…


ピローン…

俺はキャラクターが土下座するスタンプを送った。

それを見て笑う麻里絵ちゃんはやっぱり可愛くて、そんなに怒ってなさそうだった。



「お口直しのデザートです。そのままで半分、途中でこの白ワインを掛けてソルベでお楽しみください。」

大ぶりのシャンパングラスのような洒落た器と白ワイン、熱いお茶が出された。

「いただきます。」



「ヒジオ、私、しつこいの嫌いだから…」

「わかっております。」

「必ず返信するとかないから…」

「かしこまりました。」

「来週も来るとは限らないから…」

「覚悟しております。」


一口食べるごとに一言発し、ギロッとわざと睨む麻里絵ちゃん。
脅してるつもりかもしれないけど、真ん丸の瞳が大きくなって、小動物みたいで可愛くしか思えない。

でも、調子に乗ってるとまた怒られるから、一言ごとに頭を下げる。

完全にヒジオは定着したけど、そのうち惚れさせて、ちゃんと名前を呼ばせてみせる。

そんな目標まで立てていた。





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