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第5章 廃墟のプールにて…

時は、夜10時頃のことである。

ママとパピちゃんは、ワールドプラザでしばらく時間を過ごしたあと、家に帰らずに臨海部の道路を歩いている。

ところ変わって、臨海部にある公園にて…

ママは、家を出た時に着ていた衣服に着がえた。

ママとパピちゃんは、歩き疲れたので公園の中のベンチに腰かけて休んでいる。

パピちゃんは、ママのひざの上ですやすやと眠っている。

ママは、アリーナのメッシュバッグの中からスマホを取り出して、ミセス小説のケータイ小説サイトを開いて読みかけのホラードラマを読んでいる。

青白い満月が浮かんでいる夜空の下の公園にはママとパピちゃんしかいない…

公園の中で聞こえているのは、淫蟋蟀(こおろぎ)のやらしい鳴き声だけが聞こえている。

しばらくして、ママはしおりをはさむをタップしてサイトを閉じて、スマホをメッシュバッグの中にしまった。

そんな時に、パピちゃんが目ざめた。

ママは、目をさましたパピちゃんにやさしく声をかけた。