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どこかで………
第3章 憂鬱
どうやら、寝てしまっていたらしい。ベッドサイドの椅子に腰掛け、こちらを見ている男の視線に気がついた。急いで時間を確認すると、終了時間まで30分もない。

「本当にごめんなさい。私………」

情けなくて、泣きだしそうだった。

「疲れてるみたいだったし、ぐっすり寝てたから。それに、良く似た人が知り合いにいて………」
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