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第3章 憂鬱

ユキミは結婚していたし、世間一般では裕福な家庭の部類には入ると思っている。ただ、結婚をして７年たっても子どもができず、夫とは会話もなくなってしまっている。もちろん、肌を触れあうようなこともない。夫は帰宅も遅く、出張の多い仕事だと思っていたが………
ある日、入浴中の夫のスマホのメッセージを見てしまう。

¨今日は泊まりにこないの？¨

ユキミの中で、何かが壊れた。