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SMを詰め込んだ短編集
第4章 兄とあたしの蜜事/SM
お兄ちゃんのベッドの上で目を覚ます。
拘束されてた手は真っ赤になっていた。そこだけテラテラと光っていたから、恐らくお兄ちゃんが軟膏を塗ってくれたのだろう。
薄暗い部屋にお兄ちゃんの姿はない。
叩かれたおまんこも、擦り上げられたクリトリスもじくじくと痛む。

「お、起きたか」

がちゃりと扉が開いて、穏やかにお兄ちゃんが声をかけた。

「おきっ…けほっ…」
「ああ…あれだけ叫んだからな。お前の好きなジュースを持ってきた。飲めるか?」
「ん…」


お兄ちゃんに支えてもらって起き上がる。そのまま支えてもらって、コップから飲ませてくれた。
お兄ちゃんはセックスの時だけ違う人と入れ替わったのではと思うほど、セックスのあとはあたしをドロドロに甘やかす。
自分でコップを持てるのに、お兄ちゃんはこうやって飲ませてくれたり背中をさすってくれたり、優しいキスをしてくれる。

「痛むか?」
「…ん」
「薬を塗ってやろうな。足を開いて見せなさい」

柔らかいベッドへ再び背中を付け、言われた通りにM字に足を開く。
丸い容器に入った軟膏をたっぷり指に乗せ、労わるようにあたしのおまんこを撫で上げた。

「あっ…」
「冷たいか?直に良くなる。少し我慢しろ」
「あっあっ…お兄ちゃん…ここも、いたい…」

指でクリトリスを開いて見せた。

「ん。そのまま持ってろ」
「はっ…ああんっ…んっ…」

軟膏を馴染ませるようにクリトリスをくるくると撫でる。ピリピリした痛みと優しいお兄ちゃんの指に、熱い愛液がお尻の方へ流れていった。
時折爪で悪戯されて、ビクビクと爪先立つ。
可笑しそうに笑いながら軟膏を追加して、今度はなかに塗ってくれた。

「随分腫れてるな?すごく熱い」
「あんっあっ…お兄ちゃんっ…気持ちいい…」
「ここの奥にも塗らないと。マン汁で流れてしまいそうだな」
「やっ…恥ずかしいこと言わないでぇっ…」

段々と良くなってきてしまったあたしは、期待の眼差しを向ける。
苦笑いするお兄ちゃんは、ズボンを脱いだ。

「これが、欲しかったんだろ?」
「あっ…」

完全に勃起したお兄ちゃんのおちんちんをみて、新しい愛液がシーツを汚した。

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