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第36章 You belong to me

待ちに待った朝がやってきた。

今日はソラ先輩が海外から帰ってくる日。



早く起きてご飯を食べ、全ての部屋を綺麗にする。

昨日作っていたガトーショコラもしっかり冷えていて、昼ご飯の仕込みもできた。


「これでよし……」


帰って来たら快適な気持ちで家に入れるだろう。


自己満足した私は準備をして電車を乗り継いで空港へ向かった。



メッセージは約束したと通り頻繁に送ってくれていたから無事なのは分かっている。


空港に着くと人が沢山いて酔ってしまいそうだった。


ドキドキしながら電光掲示板を見たりして待っているとずっと会いたかった人がこちらへやって来た。

その姿を見て笑みを浮かべた私も小走りで近づく。