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愛おしいキミに極甘な林檎を
第36章 You belong to me
二人で最高潮の快感を味わってから、ソラ先輩がしてくれている腕枕に甘えながら休んだ。
体が鉛のように重い。でも時より髪にキスをされて恋人としての幸せを沢山感じた。
快楽に浸っている時も好きだけど心が満たされる甘い時間も好き。
「俺が海外に行っている間、風子はお爺さんのところに行ったんだよね。どうだった?」
「どうって何も変わりないですよ」
「結婚のことは今はどうなってるの?」
「祖父は今でも私が理人さんと結婚すると思っています。婚姻届を渡されてから理人さんに協力してもらってずっと騙しているんですけどね」
「へえ……、他に結婚の話は出ていないんだよね?」
「はい。前に祖父にお見合いさせるとは言われましたが、今の現状で食い止められていると思います。
だから心配いりませんよ。私はソラ先輩の傍にいますから」
「そうか。じゃあ、行ってみようかな」
「どこにですか?」