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愛おしいキミに極甘な林檎を
第37章 幸せな日々とその奇跡まで


「……………」


物心がついた頃には別の両親に育てられていたから本当の両親の記憶は全くない。


だから借金のことさえなければ祖父と会うこともなかったと思う。


何も知らないまま、自分の血の繋がった人と会えないまま生きていくところだった。



「お爺さんを庇うってことは自分のことを捨てた親も認めるってことにならない?」


「それは……」



「優しいのもいいと思うけど、可哀想だと同情するのは諦めてくれたお爺さんに悪いと思うよ。……自分の気持ちをよく考えてごらん」


「はい……」



ソラ先輩に言われてから家事や仕事をしている時に余裕ができるとふと考える。


私の力では跡継ぎ問題をどうしてあげることもできないんだから、祖父に幸せになった姿を見せてあげることが唯一できることなのかな……。


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