この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第38章 真実と愛のかたち



「いいや……、ただそう思っただけだよ」


首を傾げると腕を引かれてまた太股の上に座らせられる。

今度は対面に座ったけどここでは他の誰にも見られる心配がないから両脚を開いても平気だった。



「今の風子はほかほかしてる」


寂しそうな目をしていたような気もするけど、よく見せてくれないままソラ先輩は私の胸に顔を埋めてくる。



最近仕事で疲れているのか前よりも甘えることが多くなった。


甘えると言っても弱音を吐いたり何をして欲しいと頼むのではなく、抱き寄せたり、抱きついてきたり、私の温もりを欲しがるだけ。


もっと頼ってくれていいのに……。



愛し合ってはいるものの、甘えるのが下手なのはお互い様なのかもしれない。


それでもこの居場所が大好きで胸に顔を埋めているソラ先輩の頭をそっと撫でた。



「……私のために…ありがとうございます」


髪の毛に触れている時に今日ずっと伝えたかったことを伝える。


上手い言葉を掛けたいのに胸がいっぱいで思い浮かばない。


愛するのもまだ下手……。



少し沈黙の間ができてから顔を離したソラ先輩は私を見上げてくる。


「そう思うならキスして」


/3128ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ