この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

「まあ、三百六十五日理由もなく断られたら心が折れそうだけど。今回は悩んでいそうだったから仕方ないかなって思っていたよ。
……それに今はこうして受け入れてくれているし、気にすることないよ」
太腿にスーッと指先を滑らせられるとゾクゾクとして淫意を催される。
抱き合っているうちに時間が刻々と過ぎていく。
窓の外は暗くなってきたけど、晩御飯の仕込みはしてあるからベッドから下りることを急ぐことはない。
寝室の明かりを点けてからソラ先輩の隣に戻って、もう少しゆっくりすることにした。
「浮気してるんじゃないかとか疑いませんでした……?」
「ははっ、風子が浮気してないことくらい分かってるよ」
「那砂さんと二人っきりでカフェに行っても?」

