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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

重たくなった体を起こしてベッドの端にあったスマホで時間を確認すると日付が変わっていた。
彼女として迎える最後のクリスマスも終わりだと思うとなんだか少し寂しく感じる。
「そうだね。体は大丈夫?」
「大丈夫です。明日の仕事も何とか乗り切って見せます」
「もし郁哉さんと今日のことで気まずくなったのならフォローするよ」
「……ソラ先輩は私と課長の仲を一体どうしたいんですか?」
大好きな温もりに甘えるように顔を寄せて聞くと私を慰めるように頭を撫でてくる。
「俺は風子が仕事をしやすいように協力しているだけだよ」
絶対にそれだけではない。
昨日からセックスをしている時に私を強く抱きしめて、激しく求めてくる気がして内側に抑え込んでいる何かをひしひしと感じる。

