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愛おしいキミに極甘な林檎を
第58章 初恋の人

とりあえず垂れている唾液を手で拭おう……。
そう思った時、ソラ先輩に腰を動かされて再びテーブルへ両手をついた。
「ちょっと…待ってください……。あんっ、ああっ、あっ、あっ」
いつも私が何か口につけていたり、零したりするとすぐに教えてくれるか、代わりに拭いてくれるのに……。
今は拭くのでさえ待ってもらえない。
潮崎さんに言われたことがそれほど気に食わなかったように思えた。
「どうして待たないといけないの?」
「それはっ……、あぁっ…、あんっ、あっ、顎のところまで…よだれが……垂れてて…ふき…たい…からっ……」
「後で拭いてあげるよ」
「いや…、いまっ……」
「だーめ。エロいから今はそのまま」
「ソラせんぱいの…意地悪っ……。ああんっ……」

