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愛おしいキミに極甘な林檎を
第59章 ふたりからひとつへ

行為を終えて、ベッドの上で過ごしてから三時間ほど経った頃。
火照った体を涼ませてから布団に入っているうちに私は少しだけ眠ってしまったようだった。
目を開けるとソラ先輩がすぐ隣で寝顔を見守ってくれていて、幸せを感じた私は頬擦りをして甘えた。
セックスをしたことによって体は重たいけれど、その疲労感さえも大好きな温もりを感じているおかげで心地よいものに感じる。
このままふかふかのベッドで二人で眠っていたいくらいだ。
「ここはどこでしたっけ……?」
「東京だよ。忘れたの?」
「ふふっ、忘れてません。だってソラ先輩と結婚するために来たんですから」
「可愛い……。そろそろお爺様のところに持っていくかい?今日は家にいるみたいなんだ」

