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第62章 愛おしいあなたに……

下唇を甘噛みするだけでなく、腔内で舌を絡ませてたり、掻き回されているうちに至高の快感に到達して頭が真っ白になっていく。


「んっ…、んんっ、んん……」


電流のような痺れが身体中に走り、背中を弓なりに反らしている間も唇を離さずに余韻をくれる。


呼吸が自由にできるようになった時には、ぐったりした私の顔を満足そうに微笑んで見つめていた。


「私ばかりイッていいんですか……？」


「いいんだよ。俺は風子に気持ち良くなってもらうのが最高に気持ちいいから」


「ふふっ…、自分が気持ち良くなるよりも……？」


「そうだね。攻める方が好きなんだよね」


「私と反対です」


「だから相性がいいんだろうね。風子は最高のお嫁さんだよ」