パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第16章 お試し同棲の夜は激しく…

つまり荷物を置かせてもらっていた部屋は私のために空けていたんだ……。


夢見ていたその言葉に今は胸が苦しくなる。


「だったら、どうしてもっと早く言ってくれなかったんですか」


「海外出張に行く前に言いたかったよ。……帰ってきたら一緒に住もうって」


「ここを借りる時にだって言えたじゃないですか」



「あの時に誘っても風子は断っていただろ」


「…………。私も一緒にいたいですけど、帰らないと怒られちゃいますから……」



現実的なことを言ってもまだ抱きしめられる力は緩まない。



「一緒にいたいとは言ってくれるけどさ、風子にとって俺は何番目に一緒にいたいと思える男なの？」