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愛おしいキミに極甘な林檎を
第28章 結婚と彼女


郁哉さん、……ごめんなさい――――


両手で持っていた婚姻届の真ん中に裂け目を入れてから二つに破いた。



ビリッと紙を破く音が静かな和室に響く。

それは重ねてきた想いが消えていくような虚しい音だった。


「なっ、何をしておる!?」




「乙羽はそうすると思っていた……」


私が出す答えを知っていて受け入れていたかのように郁哉さんは冷静だった。


近くにいる理人さんも何も言わなければ止めもしない。


破いて無効になってしまった婚姻届をテーブルの上に置くと祖父は私の方を向いてテーブルをドンッと勢いよく叩いた。


「どういう事だ!?風子!どれだけ無礼な態度を取っているのが分からないのか!?」


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