この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第31章 未来への誓い



「治っていないのなら仕方がないです。……でも数日経っても治らないとなると心配になりますね。那砂にまであんな風に言われて。
一度大きな病院で診てもらった方がいいのでは?」



「それが……――――」


いつまでも曖昧な理由を言ったまま理人さんに祖父を騙し続けてもらうのは悪いような気がする。

だから仕方なく颯太と那砂さんに言われたことを話した。



「――――大変なことになっていたんですね……。右手も不自由とのことですし、今は一緒にいる時間を大切にした方がいいです」


「私もそうしたいです……」



「いなくなってから、してあげられなかったと後悔する方がつらいですから」


聞きたくないその言葉が重くのしかかる。

雨に濡れて湿っているスーツのスカートをぎゅっと握って俯く。



「……すみません。悪く言っているわけではないんです。風子さんには僕のような思いをして欲しくないので」


「理人さん……」


/3128ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ