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愛おしいキミに極甘な林檎を
第31章 未来への誓い


しかも次の日からそれとは別の心配事が増える。


またソラ先輩の仕事が忙しくなったようで残業をしてくる日々が続いた。


少し良くなったと思っていた熱も上がり、退院してきた時のようにつらい顔も見せるようになった。



「ソラ先輩、今日はふらふらしてませんか?こういう時は無理せず仕事を休んだ方がいいんじゃないでしょうか」


「薬も飲んだから大丈夫だよ。今日は残業をしないで帰ってくるから」


頭を痛そうにしていたから不安になりながら送り出した。


本当に大丈夫なんだろうか……。



会社に行ってからも手が空くと気になっていた。


不安な日に限ってデスクから離れてする仕事を任されて昼休みになっていたことも気づけなかった。


もう少しで休憩時間が終わる頃、やっと戻って来れてバッグの中のから弁当とスマホを取り出す。


スマホを確認すると颯太から電話の着信とメッセージが入っていた。


嫌な予感がする……。

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